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監査論難易度: 2025年度

公認会計士 過去問監査論 第229問

問題

内部監査人の作業の利用に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点) ア.内部監査の客観性の程度が高く,かつ内部監査機能の能力の水準も高いと監査人が判断した場合は,特別な検討を必要とするリスクに対応した監査手続で複雑な判断を要する事項であっても,監査人は内部監査人の作業結果の利用範囲を拡大できる。 イ.監査人は,特定の財務諸表項目においてアサーションレベルの重要な虚偽表示リスクが高いと評価した領域において,十分かつ適切な監査証拠を入手する上で,内部監査人に専門職としての規律ある姿勢がないと判断した場合には,監査人は内部監査人の作業を利用してはならない。 ウ.内部監査人の作業を利用する場合,監査人は,その一部の再実施に当たり,特定の財務諸表項目におけるアサーションレベルの重要な虚偽表示リスクが高いと判断した場合には,より多くの再実施をしなければならない。 エ.監査人は,特定の財務諸表項目について,リスク評価手続を実施した結果,当該項目に関する重要な虚偽表示リスクが低く,さらに当該項目に関する内部監査の組織上の位置付けが明確で,その機能の客観性が確保されていると評価した場合であっても,法令の要求事項の遵守状況のテストを実施するに当たって内部監査人の作業を利用してはならない。

選択肢

  1. 1アイ
  2. 2アウ
  3. 3アエ
  4. 4イウ
  5. 5イエ
  6. 6ウエ

正解

4. イウ

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解説

正解は「イウ」(正しいものの組合せ)。ア=誤り。内部監査機能の客観性や能力が高いと判断した場合でも、特別な検討を必要とするリスクに対応する監査手続のうち複雑な判断を要する事項については、内部監査人の作業を利用することはできない(監基報610)。イ=正しい。内部監査人に専門職としての規律ある姿勢(体系的かつ規律ある方法の適用)が認められない場合には、監査人は内部監査人の作業を利用してはならない。ウ=正しい。内部監査人の作業を利用する場合、監査人はその一部を再実施しなければならず、アサーションレベルの重要な虚偽表示リスクが高いと判断した領域では、より多くの再実施が必要となる。エ=誤り。重要な虚偽表示リスクが低く、内部監査機能の客観性等が確保されている場合には、法令の要求事項の遵守状況のテストのような判断の程度の低い作業について内部監査人の作業を利用することができる。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅰ回短答式試験 監査論 問題9)

一問一答

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