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財務会計論難易度: 2025年度

公認会計士 過去問財務会計論 第256問

問題

次の〔資料〕に基づき,当社の個別財務諸表における当期(X5年4月1日~X6年3月31日)の退職給付費用の金額として正しいものの番号を一つ選びなさい。なお,税効果は考慮しないものとする。また,計算にあたっては,千円未満の金額は四捨五入すること。 〔資料〕退職給付に関する事項 1.当社は,従業員拠出型の確定給付企業年金制度を採用している。 2.前期末における退職給付に係る金額は,次のとおりである。
項目金額
退職給付債務100,000千円
年金資産45,000千円
未認識過去勤務費用720千円(借方差異)
未認識数理計算上の差異1,000千円(借方差異)
なお,未認識過去勤務費用は,前期の期首に発生したものである。 3.当期における数理計算の結果,勤務費用が5,670千円,利息費用が4,100千円および期待運用収益が1,320千円と計算された。 4.当期における年金基金からの年金支払額は,2,800千円,年金基金への拠出額は,6,500千円であった。なお,年金基金への拠出額のうち1,800千円は,従業員からの拠出額である。 5.過去勤務費用は,発生年度から10年間の定額法により費用処理している。 6.数理計算上の差異は,発生年度から10年間の定率法(定率20.6%)により費用処理している。 7.期末における退職給付債務の実際額は,106,970千円であり,年金資産の時価(公正な評価額)は,49,220千円であった。

選択肢

  1. 16, 771 千円
  2. 27, 016 千円
  3. 37, 101 千円
  4. 49, 741 千円
  5. 510, 616 千円
  6. 610, 701 千円

正解

3. 7, 101 千円

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解説

正解は「7,101千円」。①勤務費用:従業員拠出型の制度では従業員からの拠出額1,800千円を勤務費用から控除するため、5,670-1,800=3,870千円。②利息費用4,100千円、期待運用収益△1,320千円。③過去勤務費用の償却:前期期首に発生し10年定額償却で前期に1年分償却済みのため、期首残高720千円=原発生額×9/10。当期償却額=720÷9=80千円。④数理計算上の差異の償却(定率法20.6%):期首残高1,000千円×20.6%=206千円。⑤当期発生の数理計算上の差異:退職給付債務の予測額=100,000+5,670+4,100-2,800=106,970千円で実際額と一致(差異なし)。年金資産の予測額=45,000+1,320+6,500-2,800=50,020千円に対し実際49,220千円なので、800千円の借方差異が発生。発生年度から償却するため800×20.6%≒165千円。⑥退職給付費用=3,870+4,100-1,320+80+206+165=7,101千円。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅰ回短答式試験 財務会計論 問題21)

一問一答

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