公認会計士に戻る
管理会計論難易度: 2026年度

公認会計士 過去問管理会計論 第201問

問題

原価の本質に関する次の記述のうち,我が国の「原価計算基準」に照らして正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。 ア.原価は,経営において作り出された一定の給付に転嫁される価値であり,その給付にかかわらせて,は握されたものである。ここに給付とは,経営が作り出す財貨をいい,それは経営の最終給付のみでなく,中間的給付をも意味する。 イ.原価は,正常な状態のもとにおける経営活動を前提として,は握された価値の消費であり,異常な状態を原因とする価値の減少を含まないが,軽微なものであれば原価に含められる。 ウ.原価は,経済価値の消費である。経営の活動は,一定の財貨を生産し販売することを目的とし,一定の財貨を作り出すために,必要な財貨すなわち経済価値を消費する過程である。原価とは,かかる経営過程における価値の消費を意味する。 エ.原価は,経営目的に関連したものである。経営の目的は,一定の財貨を生産し販売することにあり,経営過程は,このための価値の消費と生成の過程である。原価は,かかる財貨の生産,販売,財務活動に関して消費された経済価値であり,経営目的に関連しない価値の消費を含まない。

選択肢

  1. 1アイ
  2. 2アウ
  3. 3アエ
  4. 4イウ
  5. 5イエ
  6. 6ウエ

正解

2. アウ

詳しい解説を見る

解説

正解は「アウ」(正しいものの組合せ)。ア=正しい。原価は経営において作り出された一定の給付に転嫁される価値であり、その給付にかかわらせて把握される。給付には経営の最終給付(製品)だけでなく中間的給付(半製品・部品等)も含まれる(原価計算基準3)。イ=誤り。原価は正常な状態のもとにおける経営活動を前提として把握された価値の消費であり、異常な状態を原因とする価値の減少を含まない(原価計算基準3)。「軽微なものであれば原価に含められる」という定めはない。ウ=正しい。原価は経済価値の消費であり、経営過程における価値の消費を意味する(原価計算基準3)。エ=誤り。原価は経営目的(一定の財貨の生産と販売)に関連して消費された経済価値であり、財務活動は原価計算制度上、原則として経営目的に関連しないため、財務活動に関して消費された価値(財務費用)は原価に含まれない。「生産,販売,財務活動に関して消費された経済価値」とする点が誤り。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 管理会計論 問題1)

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

管理会計論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では会計士の全1690問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。公認会計士試験は財務会計論・管理会計論・監査論・企業法の短答式科目に租税法を加えた体系で構成されます。受験資格は不要で、簿記や税理士学習からのステップアップにも向いています。