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管理会計論難易度: 2026年度

公認会計士 過去問管理会計論 第206問

問題

予算管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。 ア.総合予算は企業活動を網羅的に表した予算であり,複数の部門予算を総合して作成される。総合予算は,損益活動に関わる損益予算(又は業務予算)と資金活動に関わる資金予算(又は財務予算)から構成される。 イ.予算差異分析において,売上高差異は,販売数量差異と販売価格差異に分解することができる。さらに販売数量差異は,市場総需要量差異と市場占拠率差異に分解することがある。この場合,自社の営業努力による販売数量の増減に起因する差異は,市場総需要量差異に含まれる。 ウ.予算の統制機能のうち,活動の途中に行われるものを期中統制と呼ぶ。期中統制は,活動が行われている最中に目標の達成度をチェックし,計画どおりの活動が行われていないときには必要に応じて活動を修正する。しかし,たとえ予算作成の前提となっている経営環境が変化しても,計画どおりの活動が行われていれば計画の修正は行わない。 エ.予算管理の硬直性への批判として脱予算経営の議論がなされており,脱予算経営の手法の一つとしてローリング予測が提唱されている。ローリング予測は,一定期間が過ぎるとその次の期間を追加することで,常に将来の一定期間を予測するものである。ローリング予測を行うことによって,短期的のみならず中期的な活動計画を立てることができるようになる。

選択肢

  1. 1アイ
  2. 2アウ
  3. 3アエ
  4. 4イウ
  5. 5イエ
  6. 6ウエ

正解

3. アエ

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解説

正解は「アエ」(正しいものの組合せ)。ア=正しい。総合予算は企業活動を網羅的に表した予算であり、各部門予算を総合して編成され、損益予算(業務予算)と資金予算(財務予算)から構成される。イ=誤り。販売数量差異は市場総需要量差異と市場占拠率差異に分解できるが、自社の営業努力による販売数量の増減は市場占拠率差異に反映される。市場総需要量差異は市場全体の需要の変動という企業外部の要因による差異である。ウ=誤り。期中統制では活動の途中で目標達成度をチェックし必要に応じて活動を修正するが、予算の前提となる経営環境が大きく変化した場合には、計画どおりの活動が行われていても予算(計画)自体の修正・見直しが必要となりうる。エ=正しい。脱予算経営(Beyond Budgeting)の手法の一つであるローリング予測は、一定期間が経過するごとに次の期間を追加して常に将来の一定期間を予測するものであり、短期のみならず中期的な活動計画の立案にも資する。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 管理会計論 問題6)

一問一答

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