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監査論難易度: 2026年度

公認会計士 過去問監査論 第216問

問題

特別な検討を必要とするリスクに関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。 ア.監査人が,収益認識に関し,不正による重要な虚偽表示リスクを識別した場合は,必ず特別な検討を必要とするリスクとしなければならないが,誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別した場合は,特別な検討を必要とするリスクとしない場合もある。 イ.監査人は,財務諸表項目レベルの重要な虚偽表示リスクが,特別な検討を必要とするリスクに該当するかどうかについて,被監査会社の企業環境等を踏まえた固有リスク及び被監査会社の内部統制の状況を踏まえた統制リスクの両者によって判断しなければならない。 ウ.特別な検討を必要とするリスクへの監査人の対応で,運用評価手続を実施し,内部統制の運用状況が有効であることに関して十分かつ適切な監査証拠を入手した場合には,監査人は必要に応じて実証手続を実施する。 エ.監査人は,定型的な内部統制では対応できない非定型的な事象に関して特別な検討を必要とするリスクを識別した場合には,経営者が当該リスクに対処しているかどうかについて,非定型的な事象に係る内部統制の整備状況を評価することなどを通じて,統制活動を理解しなければならない。

選択肢

  1. 1アイ
  2. 2アウ
  3. 3アエ
  4. 4イウ
  5. 5イエ
  6. 6ウエ

正解

3. アエ

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解説

正解は「アエ」(正しいものの組合せ)。ア=正しい。収益認識に関して不正による重要な虚偽表示リスクがあると推定して識別したリスクは特別な検討を必要とするリスクとして取り扱わなければならないが、誤謬による重要な虚偽表示リスクは固有リスクの評価の程度によっては特別な検討を必要とするリスクに該当しないこともある。イ=誤り。特別な検討を必要とするリスクに該当するかどうかは、内部統制(統制リスク)を考慮する前の固有リスクの評価(発生可能性と影響の度合い)に基づいて判断する(監基報315)。統制リスクとの両者で判断するのではない。ウ=誤り。特別な検討を必要とするリスクに対しては、内部統制の運用状況が有効であるとの監査証拠を入手した場合であっても、当該リスクに個別に対応する実証手続を必ず実施しなければならない(監基報330)。「必要に応じて」ではない。エ=正しい。非定型的な事象に関して特別な検討を必要とするリスクを識別した場合、監査人は経営者が当該リスクに対処しているかどうか、当該リスクに関連する統制活動(内部統制の整備状況)を理解しなければならない。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 監査論 問題16)

一問一答

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