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財務会計論難易度: 2026年度

公認会計士 過去問財務会計論 第223問

問題

次の〔資料〕は,当社(決算日は12月31日)の期末時点における外貨建の資産負債に関するものである。この〔資料〕に基づき,当該外貨建の資産負債及びこれらに係る取引において,当社の当期の個別損益計算書における税引前当期純利益への影響額の合計額として正しいものの番号を一つ選びなさい。なお,選択肢に示されている「△」は,税引前当期純利益を減額していることを意味する。 〔資料〕
資産・負債取得原価当期末時価
A社株式20千ドル17千ドル
機械80千ドル90千ドル
借入金30千ドル30千ドル
1.上記資産負債は,いずれも当期の期首に取得又は借入れた。 2.A社株式は,売買目的有価証券に該当する。 3.機械は,耐用年数10年,残存価額ゼロとして定額法で減価償却を行う。 4.借入金は,期間3年,利率年6%という条件で,利息の支払いは当社の期末時に現金で行われる。 5.計算過程で端数が生じる場合,計算途中では四捨五入せず,最終数値の千円未満を四捨五入すること。 6.換算に当たり使用する為替相場は次のとおりである。
期首(取得時)相場期中平均相場期末相場
120円/ドル130円/ドル150円/ドル
7.換算に際して,「外貨建取引等会計処理基準」の原則的な方法によること。

選択肢

  1. 1△ 870 千円
  2. 2△ 1, 080 千円
  3. 3△ 1, 944 千円
  4. 4△ 1, 980 千円
  5. 5△ 2, 060 千円
  6. 6△ 2, 280 千円

正解

4. △ 1, 980 千円

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解説

正解は「△1,980千円」。外貨建取引等会計処理基準の原則的な方法により各項目の当期損益への影響を集計する。①A社株式(売買目的有価証券):外貨による時価17千ドルを決算時レート150円で換算した2,550千円が貸借対照表価額となり、取得原価20千ドル×120円=2,400千円との差額+150千円が有価証券運用益(評価差額は換算差額も含めて運用損益に計上)。②機械(非貨幣性資産):取得時レートで換算した9,600千円を基礎に減価償却を行う。減価償却費=9,600÷10年=△960千円(期末時価90千ドルは取得原価主義の下では影響しない)。③借入金(貨幣性負債):取得時3,600千円(30千ドル×120円)→決算時4,500千円(30千ドル×150円)への換算替えにより為替差損△900千円。④支払利息:30千ドル×6%=1.8千ドルを期末に現金で支払っており、支払時(=期末)レート150円で1.8×150=△270千円。合計=+150−960−900−270=△1,980千円。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 財務会計論 問題23)

一問一答

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