公認会計士に戻る
財務会計論難易度:

公認会計士 一問一答財務会計論 第70問

問題

ヘッジ会計における「繰延ヘッジ」の会計処理の説明として正しいものはどれか。

選択肢

  1. 1ヘッジ対象の資産を時価評価し、その評価差額を当期の損益として認識する
  2. 2ヘッジ手段であるデリバティブを取得原価のまま据え置き、決済時まで一切の評価を行わない
  3. 3ヘッジ手段に係る損益をヘッジ対象に係る損益が認識されるまで繰り延べ、税効果を調整のうえ純資産の部に計上する
  4. 4ヘッジ手段に係る損益を発生した期にただちに全額を当期の損益として認識する

正解

4. ヘッジ手段に係る損益を発生した期にただちに全額を当期の損益として認識する

詳しい解説を見る

解説

繰延ヘッジは、時価評価されるヘッジ手段(デリバティブ等)に係る損益を、ヘッジ対象に係る損益が認識されるまで繰り延べる方法である。繰り延べた損益は税効果を調整のうえ純資産の部(繰延ヘッジ損益)に計上し、ヘッジ対象の損益認識時に対応させて損益計算書へ振り替える。これによりヘッジ対象と手段の損益計上時期を対応させ、ヘッジの効果を財務諸表に適切に反映させる。「ヘッジ対象を時価評価しその評価差額を当期の損益とする」のは時価ヘッジの説明であり、繰延ヘッジとは異なる。「ヘッジ手段を取得原価のまま据え置き一切評価しない」のはデリバティブの時価評価原則に反する。「ヘッジ手段の損益を発生期にただちに全額当期の損益とする」のはヘッジ会計を適用しない原則処理であって、損益計上時期の対応を図る繰延ヘッジの趣旨に反する。したがって損益を繰り延べ純資産に計上するのが繰延ヘッジである。

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

財務会計論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では会計士の全1000問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。公認会計士試験は財務会計論・管理会計論・監査論・企業法の短答式科目に租税法を加えた体系で構成されます。受験資格は不要で、簿記や税理士学習からのステップアップにも向いています。