問題
退職給付会計における「退職給付債務」の算定方法に関する説明として正しいものはどれか。
選択肢
- 1退職により見込まれる退職給付の総額のうち、期末までに発生していると認められる額を割り引いて計算する
- 2従業員が将来受け取る退職給付の総額を、割り引かずにそのまま計上する
- 3当期に支払った退職一時金および年金掛金の合計額とする
- 4期末の年金資産の時価をもって退職給付債務とする
正解
1. 退職により見込まれる退職給付の総額のうち、期末までに発生していると認められる額を割り引いて計算する
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解説
退職給付債務は、退職により見込まれる退職給付の総額(退職給付見込額)のうち、期末までに発生していると認められる額を、割引率を用いて割り引いて計算する。将来の給付を現在価値に引き直す点、および期末までに発生した部分に限る点が特徴である。「退職給付の総額を割り引かずにそのまま計上する」のは貨幣の時間価値を無視しており、割引計算を行う退職給付債務の算定方法に反する。「当期に支払った退職一時金および年金掛金の合計額とする」のは当期のキャッシュフローであって、将来の給付見込みに基づく債務の測定とは異なる。「期末の年金資産の時価をもって退職給付債務とする」のは年金資産と退職給付債務を混同したものであり、両者は区別され、その差額等が貸借対照表に計上される。したがって期末までに発生した退職給付見込額を割り引いて計算するのが正しい。
一問一答
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