募集株式の発行と差止請求企業法

20点 / 目安30
企業法本試験では企業法100応用

募集株式の発行と差止請求

有利発行と著しく不公正な方法による発行を区別して論じる

〔資料〕

公開会社であるE株式会社では、株主Fが議決権の40%を保有し、現経営陣との間で経営方針をめぐる対立が生じている。

E社の取締役会は、設備投資資金の調達を目的として、取引先G社に対する第三者割当てにより新株を発行することを決議した。発行後のG社の持株比率は35%となり、Fの持株比率は26%に低下する。

払込金額は取締役会決議の直前1か月間の市場価格の平均に0.95を乗じた金額とされている。E社に設備投資の具体的な計画はあるが、必要資金の額は今回の調達額を大きく下回る。

問題110点・300字以内

本件の払込金額が「特に有利な金額」にあたるかを検討し、あたる場合に必要となる手続を述べなさい。

問題210点・360字以内

株主Fは本件の新株発行の差止めを求めることができるか。「著しく不公正な方法」による発行かどうかの判断枠組みを示したうえで論じなさい。

この問題文・資料は当サイトが論文式試験の出題範囲に沿って作成したオリジナルであり、本試験の過去問ではありません。