問題
選択肢
- 1アイ
- 2アウ
- 3イオ
- 4ウエ
- 5エオ
正解
4. ウエ
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解説
正解は「ウエ」(誤っているものの組合せ)。 ア=正しい。管理者は、事務管理を始めたことを遅滞なく本人に通知しなければならない。ただし、本人が既にこれを知っているときは、この限りでない(民法699条)。本人に管理を引き継ぐ機会を与える趣旨である。根拠:民法699条 イ=正しい。管理者が本人のために有益な債務を負担した場合には、委任における受任者の規定が準用され、本人に対して自己に代わってその弁済をすることを請求することができる(民法702条2項、650条2項)。根拠:民法702条2項、650条2項 ウ=誤り。事務管理は本人の意思に反することが明らかである場合には成立しないが、開始の時にそれが明らかでなかったときは事務管理として成立する。管理を始めた後に本人の意思に反することが明らかになった場合には、直ちに管理を中止しなければならないにとどまる(民法700条ただし書)。意思に反することが明らかであるかどうかを問わず成立しないとする点が誤りである。根拠:民法697条、700条ただし書 エ=誤り。管理者は、本人又はその相続人若しくは法定代理人が管理をすることができるに至るまで、事務管理を継続しなければならない(民法700条本文)。いったん管理を始めた以上、途中で放り出せば本人にかえって不利益を生じさせるからである。いつでも中止することができるとする点が誤りである。根拠:民法700条本文 オ=正しい。管理者は、本人の身体、名誉又は財産に対する急迫の危害を免れさせるために事務管理をしたときは、悪意又は重大な過失があるのでなければ、これによって生じた損害を賠償する責任を負わない(民法698条。緊急事務管理)。緊急時の救助行為を萎縮させないための規定である。根拠:民法698条 以上より、誤っているのはウとエであり、正解は「ウエ」となる。(出典: 令和4年度 司法書士試験 午前の部 第19問)
一問一答
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