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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第208問

問題

独占に対する規制で、価格を限界費用に等しく設定する方法を何というか?

選択肢

  1. 1限界費用価格規制
  2. 2平均費用価格規制
  3. 3プライスキャップ規制
  4. 4ヤードスティック規制

正解

1. 限界費用価格規制

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解説

独占を放置すると価格が高く生産が少なくなるので、政府が「価格を限界費用(MC)に等しくしなさい」と規制することがあります。これが限界費用価格規制(P=MC)です。完全競争市場では結果的にP=MCが成り立ち資源配分が最も効率的になるため、その状態を強制的に再現させて死荷重をなくそう、という狙いです。 ところがここに有名なジレンマがあります。電力・水道・鉄道のような自然独占(巨額の設備費がかかり、1社が大量供給した方が安上がりな産業)では、生産量が多いほど平均費用(AC)が下がり続け、限界費用は平均費用より低い位置にあります。すると価格をMCまで下げると、価格が平均費用を下回り、企業は赤字に陥ってしまいます。効率は良くても企業が立ち行かないのです。この赤字をどうするか(補助金を出すなど)が論点になります。 この赤字問題を避ける代替策として、価格を平均費用に等しくする平均費用価格規制(P=AC、企業は赤字を免れるが効率は劣る)があります。さらにプライスキャップ規制は価格上限を定めてコスト削減努力を促す方式、ヤードスティック規制は同業他社の費用を物差しに比較競争させる方式。これらと区別し、『価格を限界費用に等しく設定する』のは限界費用価格規制です。

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