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財務・会計難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|財務・会計 第213問

問題

棚卸資産回転期間が長くなった場合、何が懸念されるか?

選択肢

  1. 1在庫の滞留・過剰在庫
  2. 2売上の急増
  3. 3原材料費の低下
  4. 4人件費の増加

正解

1. 在庫の滞留・過剰在庫

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解説

棚卸資産回転期間とは、仕入れた在庫が売れてなくなるまでに平均で何日(または何か月)かかっているかを表す指標です。この期間が長くなったということは、在庫が倉庫に滞留して、なかなか売れていない状態を意味します。だから真っ先に懸念されるのは、在庫の滞留や過剰在庫の問題です。 なぜ問題かというと、売れない在庫を抱えることには複数のリスクがあるからです。まず、流行遅れや品質劣化で価値が下がり、最終的に評価損や廃棄損につながる「不良在庫化」のリスク。次に、在庫という形でお金が寝てしまい、他に使えるはずの資金が固定化されてしまう「キャッシュフローの悪化」。さらに保管コストもかさみます。たとえば回転期間が30日から60日に伸びたら、同じ商品を売り切るのに倍の時間がかかっている=それだけ資金効率が落ちている、ということです。 つまり回転期間は短いほど在庫が効率よく回っていて健全、長いほど要注意です。他の選択肢にある「売上の急増」はむしろ回転が速くなる(期間が短くなる)方向の話ですし、原材料費の低下や人件費の増加は在庫の滞留とは直接結びつきません。回転期間の長期化を見たら『在庫がだぶついていないか』を疑う、という読み方を押さえましょう。

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