問題
選択肢
- 1取得時効
- 2消滅時効
- 3即時取得
- 4付合
正解
1. 取得時効
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解説
他人の物でも、所有する意思を持って一定期間ずっと占有し続けると、その所有権を自分のものにできる——これが取得時効です。長く続いた事実状態を法律が尊重し、権利関係を安定させるための制度。期間は、占有を始めたときに自分の物だと過失なく信じていた(善意無過失)場合は10年、そうでない場合は20年です。要件として、所有の意思があること(所有の意思)、暴力などによらず平穏であること、こっそりでなく公然であること、そして占有が継続していることが必要です。たとえば、自分の土地だと信じて手入れし住み続けた土地が、実は他人名義だったとしても、要件を満たせば10年で所有権を取得できます。 似た制度と区別しましょう。消滅時効は逆に、権利を長く使わないでいると権利のほうが消えてしまう制度で、取得(手に入れる)と消滅(失う)で向きが正反対。即時取得は、無権利者から動産を取引で取得した場合に、相手が権利者だと信じた善意無過失の買主を即座に保護する制度で、こちらは期間の経過を要しないのが取得時効との大きな違いです。付合は、ある物が他の物にくっついて一体になったときの所有権の帰属を扱うもので、時効とは別の論点。『一定期間の占有で所有権を得る=取得時効、善意無過失なら10年・それ以外20年』と数字ごと押さえましょう。
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