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経営法務難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経営法務 第373問

問題

合名会社の社員の責任はどのようなものか?

選択肢

  1. 1無限責任
  2. 2有限責任
  3. 3直接有限責任
  4. 4間接無限責任

正解

1. 無限責任

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解説

合名会社は、出資者全員が無限責任社員で構成される持分会社です。無限責任とは、会社が抱えた債務について、会社財産だけでは返しきれない場合に、社員が自分の個人財産を投げ打ってでも弁済しなければならない、という重い責任のこと。しかも社員は会社の経営にも直接関わるのが原則です。家族や気心の知れた仲間だけで作る小規模な会社に向いた形態で、互いの信頼が前提になります。たとえば数人の職人が共同で立ち上げた工房を合名会社にすると、全員が会社の借金に個人として責任を負う、というイメージです。 他の責任形態との違いを整理しましょう。有限責任は、出資した額の範囲でしか責任を負わない(個人財産までは追及されない)もので、株式会社の株主や合同会社の社員がこれにあたります。会社が倒産しても出資金を失うだけで済む、という点が無限責任との決定的な違いです。選択肢の『直接有限責任』『間接無限責任』はもっともらしい組み合わせですが、合名会社の社員の責任は『直接・無限責任』であり、これらの語は正確ではありません(株主の責任は出資額限りで会社を通じて間接的に及ぶ『間接有限責任』と説明されます)。会社形態ごとの責任は、合名=全員無限責任、合資=無限責任社員と有限責任社員の混在、合同=全員有限責任、株式=株主は有限責任、と表で押さえると失点しません。

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