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企業経営理論難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|企業経営理論 第280問

問題

コストリーダーシップと差別化を同時に追求すると陥る状態をポーターは何と呼んだか?

選択肢

  1. 1スタック・イン・ザ・ミドル(中途半端)
  2. 2レッドオーシャン
  3. 3コモディティ化
  4. 4デスバレー

正解

1. スタック・イン・ザ・ミドル(中途半端)

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解説

スタック・イン・ザ・ミドル(中途半端)とは、ポーターが警告した状態で、コストリーダーシップ(業界最安を目指す)と差別化(独自性で高く売る)という相反する戦略を同時に追いかけた結果、どっちつかずになってしまうことを指します。直訳すれば『真ん中で立ち往生』です。安さでは徹底的にコストを削る企業に勝てず、価値や独自性では差別化を磨いた企業に勝てず、結局どの土俵でも中途半端な負け方をしてしまいます。ポーターはこれを避けるため、企業はどちらの戦略を取るのかを明確に選ぶべきだと主張しました(競合が中途半端な状態にある場合や大きな技術革新がある場合など、両立が可能な例外があることも認めています)。あれもこれもと欲張ると、軸がぶれて埋もれてしまう、という戒めです。他の選択肢は別の概念です。レッドオーシャンは競争が激しく血で血を洗うような既存市場、コモディティ化は製品の差がなくなって価格でしか勝負できなくなる現象、デスバレー(死の谷)は新事業や研究開発が事業化に至るまでに資金繰りなどで行き詰まる難所を指す言葉で、いずれも戦略の中途半端さを表すスタック・イン・ザ・ミドルとは異なります。

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