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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第295問

問題

限界消費性向が0.8のとき、投資乗数はいくらか?

選択肢

  1. 15
  2. 24
  3. 30.8
  4. 41.25

正解

1. 5

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解説

投資が増えたとき、最終的に国民所得(GDP)が投資額の何倍に膨らむかを示すのが投資乗数です。計算式は1÷(1−限界消費性向)。この問題では限界消費性向が0.8なので、1÷(1−0.8)=1÷0.2=5となります。 限界消費性向とは、所得が1円増えたときにそのうち何円を消費に回すかの割合のこと。0.8なら、増えた所得の8割を使い、2割を貯蓄する、という意味です。なぜこれで所得が何倍にもなるのか——波及効果で考えると腹に落ちます。たとえば企業が10兆円投資すると、まずその10兆円が誰かの所得になる。受け取った人はその8割=8兆円を消費に回し、それがまた別の人の所得になる。その人もさらに8割=6.4兆円を使う…と、消費→所得→消費の連鎖が次々に続きます。この合計を足し上げると、最初の10兆円が最終的に10×5=50兆円の所得増になるのです。 大事なポイントは、限界消費性向が大きい(=みんながよく消費する)ほど乗数も大きくなること。0.8なら乗数5ですが、0.9なら1÷0.1=10と効果はさらに大きく、0.5なら1÷0.5=2と小さくなります。お金がよく使われて回るほど、波及が大きくなるからです。この乗数理論はケインズ経済学の核心で、不況時に政府支出を増やす財政政策が、支出額以上にGDPを押し上げられる根拠になっています。

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