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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第300問

問題

所得のうち消費に回す割合を何というか?

選択肢

  1. 1平均消費性向
  2. 2限界消費性向
  3. 3貯蓄率
  4. 4エンゲル係数

正解

1. 平均消費性向

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解説

稼いだ所得のうち、どれだけの割合を消費に回しているかを示すのが「平均消費性向(APC)」です。計算式は消費÷所得(C÷Y)。所得全体に対して、消費がどれくらいの比率を占めるか、という見方です。 たとえば、年間所得が400万円で消費が320万円なら、平均消費性向は320÷400=0.8。所得の8割を消費に使い、残り2割を貯蓄に回している、ということがわかります。ちなみに、所得のうち消費に回さず貯蓄する割合(平均貯蓄性向=貯蓄÷所得)と平均消費性向を足すと、必ず1になります(使うか貯めるかのどちらかだから)。 ここで絶対に混同してはいけないのが、限界消費性向(MPC)との違いです。平均消費性向が「所得全体のうち何割を消費するか」という比率なのに対し、限界消費性向は「所得が追加で1円増えたとき、そのうち何円を消費に回すか」という、増えた分(増分)に対する反応を表します。たとえば所得が10万円増えてそのうち8万円を消費に使えば、限界消費性向は0.8。乗数効果の計算(1÷(1−限界消費性向))で使うのはこちらの限界消費性向のほうで、平均消費性向ではありません。「全体に対する割合=平均消費性向、増えた分に対する割合=限界消費性向」と、必ず区別して覚えましょう。選択肢の貯蓄率は消費とは逆に貯める割合、エンゲル係数は消費支出に占める食費の割合で、いずれも別の指標です。

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