問題
選択肢
- 1死荷重(厚生損失)
- 2税収
- 3補助金
- 4外部費用
正解
1. 死荷重(厚生損失)
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解説
税金や規制をかけると、本来なら成立していたはずの「買いたい人と売りたい人の取引」がいくつか消えてしまいます。たとえば本当は800円で買いたい人と700円で売りたい人がいれば、その差額分だけ社会に得が生まれるはずでした。ところが課税で価格が900円になると、この取引はそもそも起こらず、生まれるはずだった得がまるごと消えます。このように、誰の手にも渡らず社会全体から純粋に消えてしまった余剰を「死荷重(厚生損失)」と呼びます。グラフ上では需要曲線と供給曲線、そして取引量が減った位置で囲まれる三角形の面積として表れます。 ここで混同しやすいのが税収です。税収は政府の手に「移った」だけで社会から消えたわけではないので、死荷重とは別物です。消費者と生産者から取り上げた金額が政府に回るのは、いわばお金の引っ越しであって、損失ではありません。補助金は逆に取引を増やす方向に働く政策ですし、外部費用は公害のように当事者以外が負担する費用を指すもので、課税による余剰の純減という概念とは異なります。死荷重は「取引量が減ったせいで取り戻せなくなった余剰の三角形」だと押さえておくと、独占や価格規制の論点でも同じイメージで応用できます。
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