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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第331問

問題

生涯を通じた所得を見据えて消費を平準化するという仮説を何というか?

選択肢

  1. 1ライフサイクル仮説
  2. 2恒常所得仮説
  3. 3絶対所得仮説
  4. 4相対所得仮説

正解

1. ライフサイクル仮説

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解説

人は今年の所得だけを見て消費を決めるのではなく、生涯にわたって稼ぐであろう総所得を見据えて、人生全体で消費がなるべく一定になるように平準化する、と考えるのがライフサイクル仮説です。経済学者モディリアーニが提唱しました。直感的には、給料が少ない若い時期にはローンなどで借り入れて消費し、稼ぎが多い働き盛りには貯蓄を積み、引退後の老年期にはその貯蓄を取り崩して暮らす、という一生のお金の流れをイメージすると分かりやすいです。 この仮説のポイントは、人々が一時的な所得の上下に振り回されず、長期的な視野で消費を安定させようとする点にあります。だから、たとえば一回限りのボーナスをもらっても、それを全部その年に使い切るのではなく生涯にならして少しずつ消費に回す、という行動が予測されます。よく似たフリードマンの恒常所得仮説も、人は一時的な所得変動より長期的に見込める恒常所得にもとづいて消費を決める、と考える点で発想が近いですが、ライフサイクル仮説が年齢に伴う所得と貯蓄のパターンを強調するのに対し、恒常所得仮説は恒常所得と変動所得の区別を軸にします。絶対所得仮説(ケインズ)は今期の所得水準で消費が決まるとする説、相対所得仮説は他人との比較や過去の消費習慣を重視する説で、いずれも生涯を見据えた平準化を説くライフサイクル仮説とは異なります。

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