問題
選択肢
- 1リスクが高いほど割引率を高くする
- 2リスクが高いほど割引率を低くする
- 3リスクと割引率は無関係
- 4すべての事業に同じ割引率を適用する
正解
1. リスクが高いほど割引率を高くする
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解説
事業のリスクに応じて割引率を調整する考え方として正しいのは、リスクが高いほど割引率を高くする、です。 割引率とは、将来もらえるお金を今の価値(現在価値)に換算するときに使う率で、いわば投資家が要求するリターン(期待収益率)にあたります。ここで人の心理を思い浮かべてください。確実にもらえる話なら少しのリターンで満足しますが、もらえるかどうか怪しいリスキーな話には、それに見合う高いリターンを求めますよね。これがハイリスク・ハイリターンの原則です。したがって、リスクの高い事業には高い割引率を当てはめます。 この調整が現在価値に与える効果も重要です。将来キャッシュフローの現在価値=将来CF÷(1+割引率)の年数乗、という形で計算するので、分母の割引率が大きくなるほど現在価値は小さくなります。つまり、リスクの高い事業は同じ将来CFでも今の価値は低く見積もられる、ということです。直感的にも、当たるか外れるか分からない儲け話の権利は、確実な儲け話の権利より安くしか評価できない、という話に合致します。 したがって、リスクが高いほど割引率を低くする、リスクと割引率は無関係、すべての事業に同じ割引率を適用する、はいずれも誤りです。リスクの大きさに応じて割引率を上げ下げするのが、リスク調整後割引率の基本的な考え方です。
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