診断士に戻る
財務・会計難易度:

中小企業診断士 一問一答財務・会計 第330問

問題

事業のリスクに応じて割引率を調整する考え方として正しいものはどれか?

選択肢

  1. 1リスクが高いほど割引率を高くする
  2. 2リスクが高いほど割引率を低くする
  3. 3リスクと割引率は無関係
  4. 4すべての事業に同じ割引率を適用する

正解

1. リスクが高いほど割引率を高くする

詳しい解説を見る

解説

事業のリスクに応じて割引率を調整する考え方として正しいのは、リスクが高いほど割引率を高くする、です。 割引率とは、将来もらえるお金を今の価値(現在価値)に換算するときに使う率で、いわば投資家が要求するリターン(期待収益率)にあたります。ここで人の心理を思い浮かべてください。確実にもらえる話なら少しのリターンで満足しますが、もらえるかどうか怪しいリスキーな話には、それに見合う高いリターンを求めますよね。これがハイリスク・ハイリターンの原則です。したがって、リスクの高い事業には高い割引率を当てはめます。 この調整が現在価値に与える効果も重要です。将来キャッシュフローの現在価値=将来CF÷(1+割引率)の年数乗、という形で計算するので、分母の割引率が大きくなるほど現在価値は小さくなります。つまり、リスクの高い事業は同じ将来CFでも今の価値は低く見積もられる、ということです。直感的にも、当たるか外れるか分からない儲け話の権利は、確実な儲け話の権利より安くしか評価できない、という話に合致します。 したがって、リスクが高いほど割引率を低くする、リスクと割引率は無関係、すべての事業に同じ割引率を適用する、はいずれも誤りです。リスクの大きさに応じて割引率を上げ下げするのが、リスク調整後割引率の基本的な考え方です。

中小企業診断士トップ

一問一答・予想問題・まとめノート

財務・会計の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小企業診断士の全7097問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業診断士は7科目すべてで6割を取る戦略が王道です。