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経営法務難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経営法務 第366問

問題

著作権法上の「引用」の要件として正しいものはどれか?

選択肢

  1. 1公正な慣行に合致し、引用の目的上正当な範囲内であること
  2. 2著作権者の許諾を得ていること
  3. 3営利目的でないこと
  4. 4原著作物の全文を使用しないこと

正解

1. 公正な慣行に合致し、引用の目的上正当な範囲内であること

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解説

著作権者の許諾がなくても、他人の著作物を一定のルールの範囲で利用できる場合があり、その代表が『引用』です。論文や記事で他人の文章を取り上げて論評する、といった文化的活動には不可欠だからです。ただし無制限ではなく、適法な引用には複数の要件があります。中心となるのが、公正な慣行に合致していること、そして報道・批評・研究などの引用の目的上正当な範囲内であること。これに加え、引用される側が公表済みの著作物であること、自分の文章が主で引用部分が従という主従関係があること、出所(出典)を明示することなどが求められます。たとえば書評で原作の一節を必要な範囲だけ引いて論じ、出典を示すなら適法な引用です。 他の選択肢が誤りである理由を押さえましょう。『著作権者の許諾を得ていること』は、許諾を得ているならそもそも引用という例外規定を持ち出す必要がなく、無断でも使える例外こそが引用の意味なので的外れです。『営利目的でないこと』は、営利・非営利を問わず引用は成立し得るため要件として不正確(非営利が条件なのは別の例外規定)。『原著作物の全文を使用しないこと』も、量だけでなく『目的上正当な範囲』『主従関係』で判断されるので、全文でなければよいという単純な話ではありません。引用は要件を正確に押さえることが得点のカギです。

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