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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第374問

問題

資本移動が完全なマンデル・フレミングモデルにおいて、固定為替相場制のもとで最も有効な政策はどれか?

選択肢

  1. 1財政政策
  2. 2金融政策
  3. 3所得政策
  4. 4通商政策

正解

1. 財政政策

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解説

資本移動が自由な開放経済を分析するマンデル=フレミング・モデルでは、固定為替相場制のもとでは『財政政策』が強力に効き、逆に金融政策は無効になります。これが結論です。 なぜ財政政策が効くのか、流れで追いましょう。政府支出を増やす→財需要が高まり国内の利子率が上昇→高い金利を狙って海外から資金が流入→外貨が売られ自国通貨に買い圧力→放っておくと自国通貨高になるが、固定相場を守るため中央銀行は自国通貨を売って外貨を買う介入をする→その結果マネーサプライが増える。つまり財政拡大に金融緩和が“自動的に”くっついてくるので、効果がむしろ増幅されるのです。 逆に金融政策が無効になる理由も対で押さえます。金融緩和でお金を増やそうとすると利子率が下がり、資金が海外へ流出し自国通貨安圧力がかかる→固定相場維持のため中央銀行が自国通貨を買い戻す介入をする→せっかく増やしたお金が回収され、元の木阿弥になる。だから固定相場では金融政策は効きません。なお、これが変動相場制になると効果は逆転し、金融政策が有効・財政政策は無効になります。所得政策(賃金・物価の直接抑制)や通商政策(貿易政策)は、このモデルが比較する財政・金融の枠組みとは別の政策です。

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