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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第228問

問題

効用の大小関係(順序)のみで分析する立場を何というか?

選択肢

  1. 1序数的効用
  2. 2基数的効用
  3. 3期待効用
  4. 4総効用

正解

1. 序数的効用

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解説

効用(満足)について、その大きさを数値で測るのではなく「どちらがより好きか」という順序(ランキング)だけで分析する立場が序数的効用です。序数とは1番目・2番目・3番目…という順番を表す数のこと。満足の絶対量や差は問わず、「AよりBが好き」という選好の順序さえわかれば十分、と考えます。 なぜこの立場が現代の主流なのか。「りんごの満足度はちょうど10です」と数値で言い当てるのは現実には難しいですが、「りんごとみかんならりんごが好き」という順序なら誰でも答えられます。この控えめで現実的な前提(順序情報だけ)でも、消費者の行動はきちんと説明できることがわかったため、現代ミクロ経済学の中心である無差別曲線分析は、この序数的効用に立脚しています。無差別曲線は「同じくらい好き(同じ満足)な組み合わせ」を結んだ線で、満足の数値そのものは不要なのです。 対比すべきは基数的効用です。こちらは「りんごの効用は10、みかんは8」と数値で測れるとする立場で、限界効用の大きさや効用の差まで扱えます。期待効用は不確実性下の選択を分析する概念、総効用は満足の合計量を指す用語。『大小の順序だけで分析する』という条件に当てはまるのは序数的効用です。

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