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経営法務難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経営法務 第374問

問題

民法上の「時効」のうち、一定期間権利を行使しないと権利が消滅する制度を何というか?

選択肢

  1. 1消滅時効
  2. 2取得時効
  3. 3除斥期間
  4. 4出訴期限

正解

1. 消滅時効

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解説

消滅時効とは、権利を持っているのに長い間それを行使しないでいると、一定期間の経過によってその権利が消えてしまう制度です。趣旨は、長く放置された権利関係をいつまでも蒸し返せると社会が不安定になること、また時が経つと証拠も失われ『権利を本当に行使していないのか』の立証が難しくなることなどにあります。眠っている権利は保護に値しない、という考え方です。たとえば貸したお金を何年も請求せず放っておくと、相手から時効を主張されて回収できなくなる、ということが起こり得ます。 2020年改正後の債権の消滅時効は、原則として『権利を行使できることを知った時から5年』または『権利を行使できる時から10年』のいずれか早い方で完成します。よく対比される取得時効は逆向きの制度で、他人の物でも一定期間、所有の意思をもって占有し続けると所有権を取得できる、という『権利を得る』時効です(消滅時効は権利を失う側)。除斥期間は、時効と似て一定期間の経過で権利が消えますが、更新(中断)や援用といった調整がない固定的な期間という点で消滅時効と性質が異なります。出訴期限は、提訴できる期間制限を指す別概念。『行使しないと権利が消える=消滅時効、占有で権利を得る=取得時効』と区別しましょう。

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