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財務・会計難易度:

中小企業診断士 一問一答財務・会計 第382問

問題

簿記における取引の記録方法で、1つの取引を借方と貸方の両方に記録する方法を何というか?

選択肢

  1. 1複式簿記
  2. 2単式簿記
  3. 3三式簿記
  4. 4伝票式簿記

正解

1. 複式簿記

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解説

1つの取引を、借方(左側)と貸方(右側)の両方に記録する方法を「複式簿記」といいます。複式簿記の最大の特徴は、すべての取引を必ず2つの側面からとらえて記録することです。たとえば「現金10万円で商品を仕入れた」という取引なら、「商品が10万円増えた(借方)」と「現金が10万円減った(貸方)」という2面を同時に記録します。お金やモノが動くとき、必ず「何が増えて、その代わりに何が減ったのか(あるいは何が生じたのか)」という原因と結果があるので、それを左右に書き分けるわけです。この仕組みのおかげで、どんなに取引を積み重ねても「借方の合計=貸方の合計」が常に成立します。これが複式簿記の自己検証機能で、試算表で左右の合計が一致するかを見れば記帳ミスをある程度チェックできるという大きな利点を生みます。さらに、財産の状態を表す貸借対照表と、経営成績を表す損益計算書の両方を、同じ記録から体系的に作り出せるのも複式簿記ならではです。対比すべきは「単式簿記」です。これは家計簿のように、現金の増減など一面だけを記録する簡便な方法で、お金の出入りは分かっても財産や損益の全体像を体系的には把握できません。「三式簿記」や「伝票式簿記」という言葉に惑わされないようにしましょう。三式簿記は一般的な制度ではなく、伝票式簿記は仕訳帳の代わりに伝票を使う記帳の一形態にすぎず、いずれも本問が問う「1取引を借方・貸方の両面で記録する」という複式簿記の本質を指す答えではありません。

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