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経済学・経済政策難易度: 標準2007年度

中小企業診断士 過去問|経済学・経済政策 第3問

問題

次の均衡 GDP の決定に関する文章を読んで、下記の設問に答えよ。総需要 AD が消費 C 、投資 I 、政府支出 G 、経常収支(輸出 X − 輸入 M )から構成される開放経済モデルを想定する。 (設問3)経常収支に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a アブソープション・アプローチでは、経常収支は GDP と国内需要(内需)の差額に等しい。 b 経常収支が黒字の場合、財政収支が赤字であれば、民間の貯蓄と投資の差額は必ずプラスになる。 c J カーブ効果が発生しない場合、為替レートの増価は経常収支を改善させる。 d J カーブ効果が発生する場合、経常収支は為替レートの減価によって一時的に改善するが、時間の経過とともに悪化する。

選択肢

  1. 1aとb
  2. 2aとc
  3. 3aとd
  4. 4bとc
  5. 5bとd

正解

1. aとb

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解説

aは正しい。アブソープション・アプローチでは経常収支 CA = Y −(C + I + G)= GDP − 国内需要(内需、アブソープション)と表され、生産が国内支出を上回る分が経常黒字となる。bも正しい。貯蓄投資バランスより CA =(S − I)+(T − G)が成り立ち、経常収支が黒字(CA > 0)で財政収支が赤字(T − G < 0)であれば、民間部門の貯蓄超過(S − I)は必ずプラスとなる。したがって「aとb」でアが正解。 cは誤り。J カーブ効果が無くても、為替レートの増価(自国通貨高)は輸出を減らし輸入を増やすため、経常収支を悪化させる。dも誤り。J カーブ効果とは減価当初は数量調整が遅れて経常収支が一時的に悪化し、その後改善する現象であり、記述は改善と悪化の順序が逆になっている。したがって正解はアである。 (出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成19年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第4問 設問3)

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