問題
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 企業で働く労働者は内部労働者と外部労働者に区別される。内部労働者はさらに正社員と非正社員(パート・アルバイト・契約社員・嘱託等)に分かれる。外部労働者は派遣労働者と請負労働者に分かれる。近年、非正社員と外部労働者の比率が高まっていることはよく知られているが、総務省「労働力調査」と厚生労働省「派遣労働者実態調査」の結果から推計すると、2004年時点で製造業企業の従業者のうち、これら正社員以外の従業者の割合はおよそ A である。規模別に見ると、中小製造業では大企業と比較して、内部労働者に占める非正社員の比率が B 、全従業者に対する外部労働者の比率 C 傾向がある。 (設問1)文中の下線部について、派遣労働者と請負労働者の共通点と相違点の説明として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1派遣労働者も請負労働者も実際に働いている企業と雇用関係にないが、請負労働者がその企業の指揮命令関係の下にいるのに対し、派遣労働者は指揮命令関係の下にいない。
- 2派遣労働者も請負労働者も実際に働いている企業と雇用関係にないが、派遣労働者がその企業の指揮命令関係の下にいるのに対し、請負労働者は指揮命令関係の下にいない。
- 3派遣労働者も請負労働者も実際に働いている企業と指揮命令関係にないが、請負労働者がその企業との短期的な雇用関係の下にいるのに対し、派遣労働者は雇用関係の下にいない。
- 4派遣労働者も請負労働者も実際に働いている企業と指揮命令関係にないが、派遣労働者がその企業との短期的な雇用関係の下にいるのに対し、請負労働者は雇用関係の下にいない。
正解
2. 派遣労働者も請負労働者も実際に働いている企業と雇用関係にないが、派遣労働者がその企業の指揮命令関係の下にいるのに対し、請負労働者は指揮命令関係の下にいない。
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解説
正解はイ。派遣労働者と請負労働者はいずれも、実際に働いている企業(受入企業・発注企業)とは直接の雇用関係を持たない点で共通する。両者の決定的な違いは指揮命令関係にある。労働者派遣では、派遣先が派遣労働者に対して直接の指揮命令を行うのに対し、請負では発注企業が請負労働者を指揮命令することは認められず、指揮命令は請負業者が行う。発注企業が請負労働者に直接指示すると偽装請負となる。したがって「派遣労働者は指揮命令の下にいるが、請負労働者はその企業の指揮命令の下にいない」とするイが正しい。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成19年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第11問 設問1)
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