問題
GDP と外国貿易に関する前掲の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 (設問2)文中の下線部について、外国の政府支出 G* が増加した場合の経済効果の説明として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1外国では経常収支の改善を通じて GDP が拡大する。
- 2外国の GDP を増加させるが、自国の GDP を減少させてしまう。
- 3自国では経常収支の悪化を通じて GDP が減少する。
- 4自国では輸出が誘発され、経常収支の改善を通じて GDP が拡大する。
正解
4. 自国では輸出が誘発され、経常収支の改善を通じて GDP が拡大する。
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解説
自国の GDP 決定式 Y=〔(1−c*+m*)(I₀+G₀)+m*(I*₀+G*₀)〕/〔…〕 を見ると、外国の政府支出 G*₀ の増加は分子の m*(I*₀+G*₀)を通じて自国の GDP(Y)を増加させる。 メカニズムは、外国の政府支出拡大→外国の GDP・所得の増加→外国の輸入(=自国の輸出 X)の増加、という波及である。自国にとっては輸出 X が誘発されて純輸出(経常収支)が改善し、これが総需要を押し上げて自国の GDP を拡大させる。よってエが正しい。 外国の財政拡大は自国の輸出を増やして自国 GDP を拡大させるので、自国 GDP が減少するとしたイ・ウは誤り。外国は政府支出拡大で所得が増え輸入も増えるため経常収支は悪化方向であり、改善とするアも誤り。したがって正解はエである。 (出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成20年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第7問 設問2)
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