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経済学・経済政策難易度: 標準2008年度

中小企業診断士 過去問|経済学・経済政策 第2問

問題

ケインズ派モデルの総需要曲線(AD)と総供給曲線(AS)に関する前掲の設定のもとで、下記の設問に答えよ。供給サイドにおいては、物価は上下に伸縮的であるが、名目賃金は硬直的であると考える。 (設問2)総供給曲線の説明として最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a エネルギーなどの原材料費の上昇は、総供給曲線を左方にシフトさせる。 b 技術進歩は生産性の上昇を通じて総供給曲線を右方にシフトさせる。 c 人口構成の少子化・高齢化に伴う労働市場の変化は、総供給曲線を右方にシフトさせる。 d 物価の上昇は、実質賃金の上昇を通じて労働需要を増加させ、生産量の拡大を生じさせる。

選択肢

  1. 1aとb
  2. 2aとc
  3. 3aとd
  4. 4bとc
  5. 5bとd

正解

1. aとb

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解説

名目賃金が硬直的なケインズ派の総供給(AS)曲線は右上がりとなる。記述aのとおり、エネルギーなど原材料費の上昇は生産コストを引き上げ、同じ物価水準での供給量を減らすため AS 曲線を左方(上方)にシフトさせる。これは正しい。記述bの技術進歩は生産性を高めて供給力を増やし、AS 曲線を右方にシフトさせるためこれも正しい。 記述cの少子化・高齢化は労働投入の減少を通じて供給力を低下させ AS 曲線を「左方」にシフトさせる方向であるため誤り。記述dは、名目賃金が硬直的なもとで物価が上昇すると実質賃金は「低下」し、企業の労働需要が増えて生産が拡大する(右上がりの AS となる)という関係であり、「実質賃金の上昇」としている点が誤り。よって正しい組み合わせはaとbで、正解はアである。 (出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成20年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第10問 設問2)

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