問題
グローバル化の進展は、日本の企業間取引関係にも大きな影響を与えている。国際生産分業体制の構築等によって、多くの企業や産業分野において、いわゆる系列関係に代表される少数の特定取引先に依存した取引関係の見直しが進み、多数の取引先との多面的な取引関係への移行、すなわち取引構造のメッシュ化の進展が見受けられる。企業間取引において、取引先の増加や大口取引先への依存度低下が進むことにより、企業が期待できるメリットとして、最も不適切なものはどれか。
選択肢
- 1価格や納期等において有利な条件を提示する取引先を選択できる。
- 2技術流出のリスクが低減する。
- 3受発注量の変動に対するリスク分散を図ることができる。
- 4多様な情報が入手可能である。
正解
2. 技術流出のリスクが低減する。
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解説
正解はイ(最も不適切)。取引構造のメッシュ化により取引先が増え大口依存度が下がると、有利な条件を提示する相手を選べる(ア)、特定取引先の発注変動に左右されずリスク分散できる(ウ)、多くの取引先から多様な情報を得られる(エ)といったメリットが期待できる。一方、取引先が増えるほど自社の技術やノウハウが社外に触れる機会が増し、技術流出のリスクはむしろ高まる方向に働く。したがって「技術流出のリスクが低減する」とするイは、取引先増加・依存度低下によって期待できるメリットとして最も不適切である。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成20年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第10問)
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