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経済学・経済政策難易度: 2009年度

中小企業診断士 過去問経済学・経済政策 第15問

問題

サブプライムローンを組み込んだ金融商品は、そのリスクが十分に認識されないまま、高いリターンを生むものとして積極的に販売された。販売する側にとって、リスク性の認識にかかわらず売れる商品を積極的に販売することは合理的な選択であった。しかし、そのような金融商品の販売量が増大して、リスクが経済全体に蓄積していることがひとたび認識されるようになると、経済全体に大きな悪影響を与えるようになった。このように、ミクロ(企業行動)の視点では正しいとしても、それがマクロ(集計量)の世界では意図しない結果が生じることを表す言葉として最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1合成の誤謬
  2. 2合理的期待形成
  3. 3シグナリング効果
  4. 4スピルオーバー効果

正解

1. 合成の誤謬

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解説

合成の誤謬とは、個々の経済主体(ミクロ)にとっては合理的・正しい行動であっても、それが社会全体(マクロ)で集計されると、個々の意図とは異なる望ましくない結果を生じさせてしまうことをいう。本問のサブプライムローン関連商品の販売は、個々の販売者には合理的でも、経済全体ではリスクの蓄積と危機を招いており、まさに合成の誤謬の例である。よって正解はアである。 イの合理的期待形成は、経済主体が利用可能な情報を最大限活用して将来を予測するという仮説。ウのシグナリング効果は、情報の非対称性のもとで情報を持つ側が自らの質を相手に伝える行動。エのスピルオーバー効果は、ある経済主体の活動が市場を介さず他に波及する外部効果を指し、いずれも本問の趣旨である「個別合理性とマクロの不整合」とは異なる。 (出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成21年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第15問)

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