問題
(設問2)自社技術志向企業がコモディティ化に対応する戦略に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

選択肢
- 1新しい技術を加えた製品を次々に発売して、キーデバイス等の供給企業の追随を振り払う。
- 2技術の知的財産権を守り、急激なコモディティ化に歯止めをかけるように対応する。
- 3国際水平分業志向企業に技術を供与して、低価格をとる企業の間のライバル競争を煽り、それら企業を採算割れに追い込む。
- 4国内や海外での市場を分析して、現地のニーズに合った製品の供給体制を構築する。
- 5自社技術を磨いて、新興工業国の国際水平分業志向企業が作れない高機能製品に生産販売を集中する。
正解
3. 国際水平分業志向企業に技術を供与して、低価格をとる企業の間のライバル競争を煽り、それら企業を採算割れに追い込む。
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解説
自社技術志向企業が国際水平分業志向企業に技術を供与してライバル競争を煽り採算割れに追い込む戦略は、現実性・合理性ともに乏しく最も不適切。自社の差別化の源泉である技術を競合に渡せば自身の優位性も失われ、相互の採算悪化を招くか、相手にむしろ恩恵を与える結果になりやすい。技術供与による収益化は提携・ライセンス収入として有効な場面もあるが、「ライバル競争を煽って採算割れに追い込む」という戦略意図は自社の優位性を毀損する。よってウが最も不適切。アは新技術の連続投入による差別化更新で適切。イは知財防衛によるコモディティ化抑止で適切。エは現地ニーズ適合型の供給体制構築で適切。オは高機能領域への集中で、自社技術志向企業の典型的な防衛戦略として適切。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成22年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第8問 設問2)
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