問題
次の文章の空欄A〜Cに入る最も適切な語句の組み合わせを下記の解答群から選べ。 財務省「法人企業統計季報」に基づき、2004年から2008年までの期間について、中小企業の有利子負債残高償還年数(有利子負債残高/キャッシュフロー)の推移を見ると、2008年に入り A している。これは、 B の C が主因であると考えられる。なお、ここでは資本金1千万円以上1億円未満の企業を中小企業とする。
選択肢
- 1A:下降 B:キャッシュフロー C:増加
- 2A:下降 B:有利子負債残高 C:減少
- 3A:上昇 B:キャッシュフロー C:減少
- 4A:上昇 B:有利子負債残高 C:増加
正解
3. A:上昇 B:キャッシュフロー C:減少
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解説
財務省「法人企業統計季報」に基づき、2004年から2008年における中小企業(資本金1千万円〜1億円)の有利子負債残高償還年数(有利子負債残高/キャッシュフロー)を見ると、2008年に入り急速に上昇している。これはリーマン・ショック後の景気急減速によって売上高・営業利益が落ち込み、分母となるキャッシュフローが大幅に減少したことが主因である。有利子負債残高自体は緩慢な動きでさほど大きく変動していないが、業績悪化でキャッシュフローが縮小すると債務償還年数が長期化する。償還年数の上昇は、債務返済能力の低下=財務リスクの上昇を意味し、中小企業の金融環境が一気に厳しくなったことを示している。したがって、Aは「上昇」、Bは「キャッシュフロー」、Cは「減少」となるウが正解。当時、緊急保証制度やセーフティネット貸付の拡充など、金融支援策が矢継ぎ早に打ち出された背景でもある。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成22年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第7問)
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