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中小企業経営・中小企業政策難易度: 標準2010年度

中小企業診断士 過去問|中小企業経営・中小企業政策 第2問

問題

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 グローバル規模で企業間競争が激化する中で、中小企業が事業の存続、発展を図るためには、新たな付加価値を創出することが求められており、その実現に向けた研究開発活動の重要性がますます高まっている。 しかしながら、わが国において研究開発に取り組む中小企業の割合は、全体としてみれば、大企業に比べて高いものではなく、中小企業の研究開発費の総額も大企業の約15兆円に対して約2兆円にとどまっている(総務省「科学技術研究調査(2008年)」)。その要因の1つとして、中小企業が相対的に資金力や人的資源に乏しいことがあげられる。 (設問2)文中の下線部2について、総務省「科学技術研究調査(2008年)」に基づき、企業規模別の研究開発の実施割合を見た場合に、最も不適切なものはどれか。なお、ここでは、従業者数1〜299人の企業を中小企業、それ以外の企業を大企業とする。

選択肢

  1. 1大企業(製造業)の研究開発の実施割合は、大企業(非製造業)の実施割合を上回っている。
  2. 2大企業(非製造業)の研究開発の実施割合は、中小企業(非製造業)の実施割合を上回っている。
  3. 3中小企業(製造業)の研究開発の実施割合は、大企業(非製造業)の実施割合を上回っている。
  4. 4中小企業(製造業)の研究開発の実施割合は、中小企業(非製造業)の実施割合を上回っている。

正解

3. 中小企業(製造業)の研究開発の実施割合は、大企業(非製造業)の実施割合を上回っている。

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解説

総務省「科学技術研究調査(2008年)」によれば、企業規模別の研究開発実施割合は、製造業/非製造業を通じて大企業の方が中小企業より圧倒的に高いという構造がある。具体的には、(ア)大企業(製造業)約8割超>大企業(非製造業)約3〜4割 → 正しい。(イ)大企業(非製造業)約3〜4割>中小企業(非製造業)数% → 正しい。(エ)中小企業(製造業)約2割>中小企業(非製造業)数% → 正しい。これに対し、(ウ)中小企業(製造業)約2割<大企業(非製造業)約3〜4割であり、中小企業(製造業)が大企業(非製造業)を上回るとする記述は事実と逆になる。すなわち、研究開発実施割合では大企業(非製造業)の方が中小企業(製造業)より高いため、選択肢ウが最も不適切で正解。研究開発実施割合の階層は、大企業(製造)>大企業(非製造)>中小企業(製造)>中小企業(非製造)の順となる点を押さえたい。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成22年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第8問 設問2)

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