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経済学・経済政策難易度: 2013年度

中小企業診断士 過去問経済学・経済政策 第15問

問題

いま、下図のような線形の需要曲線 AB を考える。需要曲線 AB 上の点 L は、線分 OM と線分 MB の長さが等しくなるような線分 AB の中点である。需要曲線 AB 上の点 K は、点 L より左に位置している。 需要曲線の価格弾力性 ε の絶対値 |ε| は、価格を p、数量を x とし、価格が微少に Δp だけ増加したときの数量の微少な変化分を Δx とすれば、|ε| = (Δx/x)/(Δp/p) = (Δx/Δp)(p/x) と書き表すことができる。この需要曲線に関する説明として、最も不適切なものを下記の解答群から選べ。
経済学・経済政策の図表

選択肢

  1. 1点 K における Δx/Δp は、線分 OD の長さを線分 AC の長さで除した値と等しい。
  2. 2点 K における p/x は、線分 OC の長さを線分 OD の長さで除した値と等しい。
  3. 3点 K の需要の価格弾力性は、線分 BD の長さを線分 OD の長さで除すことで求められる。
  4. 4点 L の需要の価格弾力性は1より大きい。

正解

4. 点 L の需要の価格弾力性は1より大きい。

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解説

線形需要曲線上の点の価格弾力性に関する問題。最も不適切なものを選ぶ。 線形需要曲線AB上では、点ごとに価格弾力性が異なる。中点Lでは弾力性=1、Lより左上(点K側)では弾力性>1、Lより右下では弾力性<1となる性質がある。 アは正しい。Δx/Δp は需要曲線の傾き(の絶対値の逆数で、ここでは需要曲線が右下がりなのでΔx/Δp<0)。線分OB/OAという視点で、需要曲線の傾きはOA/OBに対応し、その逆数(Δx/Δp)はOB/OA、つまり点Kにおける接線の傾きの逆数として OD/AC(縦軸AからCまでの長さと横軸0からDまでの長さの比)と表現できる。 イは正しい。p/x は点Kの価格と数量の比。点Kの価格はOCで(縦軸切片からKまで)、数量はODで(横軸切片からKまで)、p/x = OC/OD。 ウは正しい。点Kの価格弾力性 |ε|=(Δx/Δp)(p/x)=(OD/AC)(OC/OD)=OC/AC。これは図形的にBD/ODに等しい(三角形の相似を使う)。 エは誤り。点Lは線分ABの中点であり、線形需要曲線の中点では価格弾力性=1である。「1より大きい」は誤り。 したがって最も不適切なのはエで正解はエ。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成25年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第15問)

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