診断士に戻る
企業経営理論難易度: 標準2013年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論 第1問

問題

清涼飲料水のあるカテゴリの製品市場における市場占有率(金額ベース)について、データを下表のように整理した。表中の「その他」を分解してみると、30社がそれぞれ1%ずつの市場占有率を持つ構図が見られる。 「市場占有率」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
企業経営理論の図表

選択肢

  1. 1X社が参入を検討している製品市場での上位3社による累積占有率は70%に達している。この市場で第4位に位置するD社の占有率は10%である。これをいわゆるプロダクト・ポートフォリオ・マネジメントでの相対シェアとして換算すると0.55となる。
  2. 2寡占度が高い市場では、追随者(フォロワー)としての新規参入が比較的容易である。
  3. 3国内のある製品市場においての個別メーカーによる金額ベースの市場占有率を算出するためには、a:「自社の当該製品の国内向け出荷額」、b:「当該製品に関する国内の全事業者による出荷額」、c:「当該製品に関する海外への輸出額」を用いる。算出式は、市場占有率(%)=(a/(b+c))×100となる。
  4. 4表中のE社はこのカテゴリにおいて極めて差別化水準の高い新製品を開発し、高価格の小売形態を中心とする販売経路政策を通じて、価格プレミアム化に成功した。このことから、出荷数量ベースでの同社の占有率は、売上高ベースのそれと比べて低い値となっている。

正解

4. 表中のE社はこのカテゴリにおいて極めて差別化水準の高い新製品を開発し、高価格の小売形態を中心とする販売経路政策を通じて、価格プレミアム化に成功した。このことから、出荷数量ベースでの同社の占有率は、売上高ベースのそれと比べて低い値となっている。

詳しい解説を見る

解説

E社は差別化が高く高価格で販売しており、価格プレミアム化に成功している。出荷数量×単価=出荷額(金額)なので、高単価で販売している企業は、同じ金額ベースのシェアを獲得するのに必要な数量が少なくて済む。逆に言えば「出荷数量ベースのシェア<金額ベースのシェア」となるため、出荷数量ベースの占有率は売上高(金額)ベースより低い値となる。よってエが最も適切。アは上位3社(A社25%+B社15%+C社15%)=55%であり「70%」は誤り。また第4位はD社で占有率10%、相対シェアは自社シェア÷最大競合のシェアなので10÷25=0.4となり、0.55ではない。イは寡占度が高い市場では既存上位企業が強い参入障壁を築いており、フォロワーとしての新規参入は容易ではなく困難である。ウは国内市場の市場占有率では「国内出荷額」が分母となるべきで、海外輸出額cを加える式は誤り。むしろ国内市場シェア=a÷(b-c+輸入額)に類似する式が正しい場合もあるが、選択肢のa/(b+c)という算式は誤り。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成25年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第26問 設問1)

中小企業診断士トップ

一問一答・予想問題・まとめノート

企業経営理論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小企業診断士の全7073問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業診断士は7科目すべてで6割を取る戦略が王道です。