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中小企業経営・中小企業政策難易度: 標準2014年度

中小企業診断士 過去問|中小企業経営・中小企業政策 第2問

問題

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 経営資源の乏しい中小企業にとって、企業運営上、経営者の経営能力、意欲への依存度は非常に高いため、円滑な事業承継は企業存続に直結する問題である。近年の事業承継を取り巻く状況を見ると、経営者の高齢化が進む中で、小規模企業を中心に後継者難から事業継続を断念する企業も増加している。これまで中小企業の事業承継においては、経営者の子どもをはじめとする親族への承継が一般的であったが、少子化が進展する現状においては、親族以外への事業承継や第三者への事業売却も含めて、事業承継を検討することも必要になっている。 一方、親族による承継と親族以外による承継では、事業を引き継ぐ際の課題も異なると考えられ、円滑な事業承継を進めるためにはこのような課題を克服していくことが必要である。 なお、ここでの企業区分は中小企業基本法の定義に準ずるものとし、中規模企業とは小規模企業以外の中小企業を指す。 (設問2)文中の下線部②について、中小企業庁「中小企業の事業承継に関するアンケート調査」(2012年11月、複数回答)に基づき、企業規模別に事業売却を行う場合の障害を見た場合に、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1小規模企業では、「買い手企業を見つけることが難しい」と回答する企業割合が「取引先との関係を維持しにくい」と回答する企業割合より高い。
  2. 2小規模企業では、「自社の株主からの理解を得にくい」と回答する企業割合が中規模企業より高い。
  3. 3小規模企業では、「役員・従業員からの理解を得にくい」と回答する企業割合が「買い手企業を見つけることが難しい」と回答する企業割合より高い。
  4. 4小規模企業では、「役員・従業員からの理解を得にくい」と回答する企業割合が中規模企業より高い。

正解

1. 小規模企業では、「買い手企業を見つけることが難しい」と回答する企業割合が「取引先との関係を維持しにくい」と回答する企業割合より高い。

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解説

中小企業庁「中小企業の事業承継に関するアンケート調査」(2012年11月、複数回答)によれば、小規模企業では事業売却を行う場合の障害として「買い手企業を見つけることが難しい」と回答する企業割合が、「取引先との関係を維持しにくい」と回答する割合より高い。小規模企業の事業はオーナー個人や地域に密着しており、引き継ぐ買い手の探索が最大のハードルとなる。イ「自社の株主からの理解」は株主構成が複雑な中規模企業ほど課題となり小規模では低い。ウ「役員・従業員理解」よりも「買い手探索」が上位、エ「役員・従業員理解」は中規模で高い傾向のため、いずれも誤り。よってアが正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成26年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第11問 設問2)

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