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企業経営理論難易度: 標準2016年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論 第2問

問題

自動車のモジュール生産が本格化してきており、系列による垂直統合型の生産に変化が起こっている。 (設問2)文中の下線部②のわが国における自動車のモジュール生産の進展とそれにともなう生産体制の変化に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1モジュール生産の進展にともなって、アジア域内の現地中堅サプライヤーが生産するエンジンやパワートレイン等の大型のモジュール部品を一か所に集約して、そこからアジアの生産拠点に供給する配送システムが構築されている。
  2. 2モジュール生産の進展にともなって、車種間でのプラットフォームの統合を進めて、生産の規模の経済や部品や設備の共通化による生産コストの低減が行われるようになっているが、一次サプライヤーの供給する部品点数は変わらない。
  3. 3モジュール生産の進展にともなって、車種間で共用化を進める基本部分と多様化のための可変的な部分を切り分ける生産体制がとられるようになるにつれて、サプライヤーはこのような生産体制に柔軟に対応する部品供給が求められるようになった。
  4. 4モジュール生産の進展にともなって、部品間の擦り合わせの頻度が高まってくるので、組立メーカーでは完成車組立工場の敷地内にサプライヤーを集積させたサプライヤー・パークを設ける例がみられるようになった。

正解

3. モジュール生産の進展にともなって、車種間で共用化を進める基本部分と多様化のための可変的な部分を切り分ける生産体制がとられるようになるにつれて、サプライヤーはこのような生産体制に柔軟に対応する部品供給が求められるようになった。

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解説

自動車のモジュール生産は、車種間で共通化する基本部分(プラットフォーム)と差別化のための可変部分を明確に切り分ける生産体制への移行を意味し、サプライヤーは複数車種に対応する柔軟な部品供給が求められる。ウが正しい。アのエンジン等の大型部品を一か所集約はモジュール生産の本質ではない。イのプラットフォーム統合では一次サプライヤーへの大型化したモジュール部品の発注により点数は減少する。エはモジュール生産では擦り合わせ頻度はむしろ低下する(インターフェース標準化のため)。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成28年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第11問 設問2)

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