問題
選択肢
- 1航空会社やホテル、スーパーやドラッグストアなどにおけるCRMプログラム導入事例に触発された大規模飲料メーカーA社は、一般的に低コストでできる仕組みであるため、最終消費者を対象とした顧客関係管理システムを導入した。
- 2地域スーパーの経営者B氏は、ロイヤルティ・カードを通じて収集した顧客の購買データを見て驚いた。既存顧客の下位2割は、特売商品ばかり購入しており、損失をもたらしているのだ。この種の顧客はとくに、ミルクスキマーと呼ばれる。
- 3ファストフードチェーンのC社は、ID-POSの導入にあたって、「リレーションシップ・マーケティングは、顧客との関係性を深め、継続・拡大する考え方だから、個々の顧客を特定するための有用なデータを集めていく必要がある」という発想を持っていた。
- 4訪問販売による小売業者D社は、ここ数年、既存顧客の高齢化とともに顧客数の減少に悩まされている。そこで、一般的に既存顧客の維持よりも費用がかからないことから、新規顧客の獲得にシフトしていく意思決定を行った。
正解
3. ファストフードチェーンのC社は、ID-POSの導入にあたって、「リレーションシップ・マーケティングは、顧客との関係性を深め、継続・拡大する考え方だから、個々の顧客を特定するための有用なデータを集めていく必要がある」という発想を持っていた。
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解説
リレーションシップ・マーケティングは顧客との長期的関係構築を目指し、ID-POS等で個々の顧客を特定するデータを蓄積・分析することで関係を深化させる。ウが正しい。アのCRMシステム導入には大規模なITインフラ・データベース・分析体制が必要で「低コスト」ではない。イのミルクスキマーは「おいしいところだけを掬う消費者」を指す用語で、特売品ばかり購入する顧客の典型例だが「損失をもたらす」と一律に断じるのは過剰で、概念としても若干曖昧(チェリーピッカーと同義で用いられる場合もある)。エは新規顧客獲得コストは既存顧客維持コストの5〜25倍といわれており、新規シフトは費用面で逆方向。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成28年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第28問)
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