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企業経営理論・マーケティング難易度: 標準2017年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論・マーケティング 第3問

問題

長年にわたり、羽毛布団の製造小売を行ってきたY社は、近年、拡大を続ける全国チェーンのインテリア専門店に羽毛布団の顧客を奪われてしまったため、新社長のP氏は羽毛を原材料とした新製品の開発を通じて、新たな顧客を創造するという構想を練り始めている。所有する生産設備もうまく活用する形での新製品開発に向け、P氏は中小企業診断士であるQ氏から基本的な製品開発のプロセスについてアドバイスを受けている(下線部①)。その結果、いくつかのコンセプト案がリストアップされた。ここから一年間を費やしてそれらからいくつかの製品を市場投入段階まで到達させることを念頭に置いて、P氏はそのための準備に取り組んでいる(下線部②)。P氏は、まず市場動向を把握し、競合となりうる製品・企業を特定するための作業に着手している(下線部③)。 (設問3)文中の下線部③に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1PEST分析は、組織の外部環境を捉えるための方法である。これは、政治的環境、企業文化的環境、社会的環境、技術的環境という4つの側面から外部環境を把握することを支援する。
  2. 2SWOT分析は、組織の内部環境の把握に限定した方法であるが、自社の強みと弱み、機会と脅威のそれぞれを構成する要素を整理するために有用である。
  3. 3相対的市場シェアとは、最大の競争相手の市場シェアで自社の市場シェアを割る(除する)ことで算出される数値である。この値が50%を超えていれば、自社はその市場のリーダー企業である。
  4. 4有効市場とは、ある製品・サービスに対する十分な関心をもち、購買に必要な水準の収入を有しており、かつその製品・サービスにアクセスすることができる消費者の集合のことである。

正解

4. 有効市場とは、ある製品・サービスに対する十分な関心をもち、購買に必要な水準の収入を有しており、かつその製品・サービスにアクセスすることができる消費者の集合のことである。

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解説

市場分析の基本概念を問う。エは正しい。コトラーの市場規模階層(潜在市場→有効市場→対象市場→浸透市場)における有効市場(available market)は、製品・サービスへの関心・収入・アクセス可能性の3要件を満たす消費者集合の定義に合致。アはPEST分析の4要素はPolitical(政治)/Economic(経済)/Social(社会)/Technological(技術)であり「企業文化的環境」は誤り(Economic=経済的環境)。イはSWOT分析は内部環境(強み・弱み)と外部環境(機会・脅威)の双方を統合するフレームワークで内部に限定されない。ウは相対的市場シェア=自社シェア÷最大競合シェアであり、PPMでは1.0(100%)超でリーダー、50%超は不十分。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成29年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第31問 設問3)

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