問題
選択肢
- 1価値連鎖(バリューチェーン)を構成する設計、製造、販売、流通、支援サービスなどの諸活動において規模の経済が働くかどうかは、その業界構造を決定する要因であり、多数乱戦(市場分散型)業界では、すべての諸活動において規模の経済性が欠如している。
- 2継続的に売り上げが減少している衰退業界においては、できるだけ早く投資を回収して撤退する戦略の他に、縮小した業界においてリーダーの地位を確保することも重要な戦略の1つである。
- 3成熟業界においては、新製品開発の可能性が少なく、成長が鈍化するために、多くの企業は、プロセス革新や現行製品の改良に力を入れるようになり、企業間のシェア争いは緩やかになる。
- 4多数乱戦(市場分散型)業界は、ニーズが多様であること、人手によるサービスが中心であることが特徴なので、集約・統合戦略は、この業界には適さない戦略である。
正解
2. 継続的に売り上げが減少している衰退業界においては、できるだけ早く投資を回収して撤退する戦略の他に、縮小した業界においてリーダーの地位を確保することも重要な戦略の1つである。
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解説
ポーターの業界構造分析(衰退・成熟・分散型業界の戦略)に関する問題。イは正しい。衰退業界での戦略には、早期撤退(収穫)の他に、競合の撤退を待ち縮小市場でのリーダー地位を確保する「リーダーシップ戦略」も有効な選択肢である。アは多数乱戦業界でも一部の活動(例:物流)には規模の経済が働く場合がある(「すべて」が誤り)。ウは成熟業界では市場成長が止まるため、既存顧客の奪い合いとなりシェア争いはむしろ激化する。エは多数乱戦業界では集約・統合戦略(業界再編・M&Aによる規模拡大)はポーターの示す有効な戦略の1つ(適さない、は誤り)。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成30年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第5問)
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