問題
選択肢
- 1インターネット広告では広告主と媒体社との間に、さまざまな技術に基づくサービスを提供する多様なプレーヤーが存在し、極めて複雑な業界構造となっている。このような状況は消費者にはメリットがないため、広告主はこれらのプレーヤーを介さずに、できる限り媒体社と直接やりとりをすることが望ましい。
- 2インターネット広告においてインプレッションは広告の総配信回数を示す指標である。従来の広告で用いられてきた、ターゲット全体の何%に広告が到達したかを示すリーチという指標は、インターネット広告には適さない。
- 3インターネット広告の表示をブロックするアドブロックをすべての消費者が導入すると、広告料収入に支えられている多くのビジネスモデルが成り立たなくなり、インターネット上の多くの無料サービスが有償化する可能性もある。アドブロックへの対策として、消費者が見たくなるような広告を提供することも有効である。
- 4企業が自社サイト内に掲出するコンテンツは一般的にはインターネット広告には含まれない。インターネット広告から自社コンテンツにリンクを張ると、消費者がインターネット広告と自社コンテンツとを一体として広告と捉える危険性があるため、このようなリンクはほとんど用いられていない。
- 5従来のテレビ、新聞などのマスメディアに出稿される広告では、同じ番組やコンテンツを見ているすべての消費者は同じ広告を見ていた。これに対してインターネット広告では、コンテンツと広告を切り離す試みが行われているが現状では難しい。このため同じWebサイトやコンテンツを見ているすべての消費者は、基本的に同じ広告を見ているのが現状である。
正解
3. インターネット広告の表示をブロックするアドブロックをすべての消費者が導入すると、広告料収入に支えられている多くのビジネスモデルが成り立たなくなり、インターネット上の多くの無料サービスが有償化する可能性もある。アドブロックへの対策として、消費者が見たくなるような広告を提供することも有効である。
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
アドブロック普及は広告依存ビジネスモデルへの脅威であり、有料化等の代替モデルへの移行を促す。これに対する対策として「消費者が見たくなる広告(質の高い、関連性の高い広告)」の提供は有効な手段とされている。ウが正しい。アはアドネットワーク、DSP、SSP、DMP等の多様なプレーヤーは効率的なターゲティング配信を可能にし、消費者にも関連性の高い広告が届くメリットがあり、必ずしも介在を排除すべきではない。イはインターネット広告でもユニークユーザーベースのリーチ指標は重要(インプレッションは延べ配信、リーチは到達ユニーク数で両方使用される)。エは自社コンテンツへのリンクを張った広告(コンテンツマーケティング、ネイティブ広告等)は広く用いられている。オはインターネット広告ではターゲティング配信が一般化しており、同じWebサイトでも消費者ごとに異なる広告が表示される(プログラマティック広告等)。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和3年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第33問)
中小企業診断士トップ
一問一答・予想問題・まとめノート