問題
選択肢
- 1サーベイ法では、間隔尺度、序数尺度、比例尺度、名義尺度によってデータが収集される。このうち、調査対象者の選択した回答番号が数字としての意味を持たず、回答番号の違いが単に対象者の質的な違いを分類するだけの意味を持つ尺度は間隔尺度である。
- 2自社ビールの売上が落ちてきている原因の1つとして「テイストが軽すぎる」という仮説が立てられた場合、自社ビールのテイストに関する消費者データを収集して分析し、仮説を明らかにしようとする調査をインサイト・リサーチと呼ぶ。
- 3消費者の発言データは、コーディングにより頻度を算出したり、コード間の結びつきを図示したりするなどして解釈が行われる。データの解釈では、分析者の主観を排除し、客観的に結果を示すことが重視される。
- 4データ収集において、リサーチ対象となる母集団の全てを対象に調査を実施する全数調査に対し、母集団の一部を標本として抽出して調査を実施する悉皆調査では、母集団の属性を反映した標本を抽出することが重視される。
- 5マーケティング・リサーチで収集および利用されるデータの中で、自社の売上や顧客情報といったすでに社内に蓄積された内部データは一次データに該当し、他の組織が収集した外部データは二次データに該当する。
正解
3. 消費者の発言データは、コーディングにより頻度を算出したり、コード間の結びつきを図示したりするなどして解釈が行われる。データの解釈では、分析者の主観を排除し、客観的に結果を示すことが重視される。
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解説
ウは定性データ分析の説明として正しい。消費者の発言・インタビュー等の質的データは、コーディング(カテゴリーラベル付け)、頻度集計、コード間関係の可視化(KJ法、テキストマイニング等)によって解釈される。解釈の信頼性確保には分析者の主観バイアスを抑え、複数分析者の合意(信頼性係数)等で客観性を担保することが重視される。アは「回答番号が数字としての意味を持たず質的違いを分類するだけ」の尺度は「名義尺度」であり、「間隔尺度」は数値の差に意味がある(温度、知能指数等)。イは「仮説を立てて検証するための調査」は「検証型リサーチ」または「結論的リサーチ」と呼び、「インサイト・リサーチ」は消費者の深層心理・潜在ニーズを探る探索的リサーチを指す(用語誤用)。エは「全数調査=悉皆調査」は同義語で、対比すべきは「全数調査(悉皆調査)vs 標本調査(サンプル調査)」であり、本文は両概念を混同している。オは一次データ(自社が調査目的のために新規収集するデータ)と二次データ(既存データの活用)の定義で、社内既存データ(過去の売上記録等)は「二次データ」、外部既存データ(政府統計等)も「二次データ」。社内外を問わず「既存データは二次データ」「新規収集データが一次データ」。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和6年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第39問)
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