問題
選択肢
- 1経営者の主観的な思いは、組織的な知識創造を阻害する。
- 2組織構成員に自律性を与えると、全体の統制が取れなくなるので、組織的な知識創造は阻害される。
- 3組織構成員に当面必要のない仕事上の情報を重複して共有させると、コミュニケーションに混乱が生じるので、組織的な知識創造は阻害される。
- 4組織構成員に複数の役割を経験させ、多面的に物事を考えさせるようにすると、組織的な知識創造は促進される。
- 5組織構成員間で暗黙知が共有できるまで、外部組織とはできるだけ接触させない方が、組織的な知識創造は促進される。
正解
4. 組織構成員に複数の役割を経験させ、多面的に物事を考えさせるようにすると、組織的な知識創造は促進される。
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解説
野中郁次郎の知識創造理論(SECIモデル)では、組織的知識創造を促進する要因として「意図(経営者ビジョン)」「自律性(組織員の自由度)」「ゆらぎと創造的カオス(外部刺激)」「冗長性(情報の重複共有)」「最小有効多様性(メンバーの多様性)」を挙げる。エは「多様な役割経験による多面的思考」で最小有効多様性に該当し知識創造を促進するため正しい。アは経営者の主観的思いは「意図」として知識創造を方向づけ促進する。イの自律性は知識創造を促進する要因の1つ。ウの情報重複(冗長性)は無駄ではなく、メンバーが多角的視点を持ちコミュニケーション基盤を共有することで知識創造を促進する。オは外部組織との接触(市場・顧客等)は新しい刺激と多様性をもたらし知識創造を促進するため、遮断は誤り。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和4年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第10問)
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