問題
選択肢
- 1期待理論では、職務成果と報酬とのつながりが明確な場合に報酬の魅力度が高まりやすいことを根拠として、人事評価制度の透明性が仕事に対する従業員のモチベーションを高めると考える。
- 2公平理論では、従業員間で報酬に関する不公平感が生まれないように公正に処遇することで、仕事の量と質を現状よりも高めるように従業員を動機づけられると考える。
- 3動機づけ・衛生理論(二要因理論)では、職場の物理的な作業条件を改善することは、仕事に対する従業員の不満を解消するための方法として有効ではないと考える。
- 4D.C.マクレランドの欲求理論では、達成欲求の高い従業員は、成功確率が低く挑戦的な目標よりも、成功確率が中程度の目標の方により強く動機づけられると考える。
- 5D.マグレガーが「X理論」と命名した一連の考え方では、人間は生来的に仕事が嫌いで責任回避の欲求を持つため、やりがいが強く感じられる仕事を与えて責任感を育てる必要があると考える。
正解
4. D.C.マクレランドの欲求理論では、達成欲求の高い従業員は、成功確率が低く挑戦的な目標よりも、成功確率が中程度の目標の方により強く動機づけられると考える。
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解説
マクレランドの欲求理論(達成動機理論)では、達成欲求(n-Ach)が高い人は「成功確率が中程度(50%前後)の挑戦的だが達成可能な目標」に最も強く動機づけられるとされ、エが正しい。低すぎる成功確率は無謀でフィードバック価値が小さく、高すぎる成功確率は容易すぎて達成感が薄いため、中程度の難易度が達成欲求を最も刺激する。アの期待理論(ブルーム)は職務成果と報酬の結びつき(道具性)が高まるとモチベーションが上がるとするが、設問は報酬の「魅力度(誘意性)」と「道具性」を混同している。イの公平理論(アダムス)は不公平感の解消は動機づけの「マイナス回避」であり、仕事の量・質の現状向上をもたらすとは限らない(不公平感の解消は不満低減には有効)。ウの二要因理論では物理的作業条件は「衛生要因」に分類され、改善すれば不満解消に有効(やる気向上には繋がらない)。オのX理論では「アメとムチ」による管理を前提とし、責任感を育てるのはY理論の発想。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和4年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第16問)
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