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経済学・経済政策難易度: 難2023年度

中小企業診断士 過去問|経済学・経済政策 第15問

問題

ワインとチーズという2財を生産するために、2つの生産要素である資本と労働をどのように配分するかという問題を考える。縦軸に資本の賦存量、横軸に労働の賦存量をはかった下図では、OWがワインを生産するのに両生産要素の投入量がともに0の状態、同様にOCがチーズを生産するのに両生産要素の投入量がともに0の状態である。したがって、ボックスの中の任意の点は、これら2財の生産に投入される資本と労働の配分パターンを表している。ワインとチーズの等産出量曲線がそれぞれ図のように示されているとすると、2財の生産に投入される両生産要素の配分パターンに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 a 点Aでは、パレート効率が実現している。 b 点Dは点Cよりもチーズの生産量が多い。 c 点Bから点Cへの変化は、生産の効率性を改善する。 d 点Eでは、2財の生産において資本と労働の技術的限界代替率が等しい。
経済学・経済政策の図表

選択肢

  1. 1a:正 b:正 c:正 d:誤
  2. 2a:正 b:誤 c:正 d:誤
  3. 3a:正 b:誤 c:誤 d:正
  4. 4a:誤 b:正 c:誤 d:正
  5. 5a:誤 b:誤 c:正 d:誤

正解

5. a:誤 b:誤 c:正 d:誤

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解説

生産のエッジワース・ボックスの問題。ワインの等産出量曲線はOWから遠いほど、チーズの等産出量曲線はOCから遠いほど生産量が多い。両財の等産出量曲線が接する点(契約曲線上の点)では2財の技術的限界代替率(MRTS)が等しく、生産のパレート効率が実現している。図で両財の等産出量曲線が接しているのは点Cと点Dで、点A・点B・点Eでは交わっている。a誤:点Aではワインとチーズの等産出量曲線が交わっており(接していない)、パレート効率は実現していない。b誤:点Dを通るチーズの等産出量曲線(点Aも通る)は、点Cを通るチーズの等産出量曲線(点Eも通る)よりOCに近いので、点Dは点Cよりもチーズの生産量が少ない。c正:点Bと点Cは同じワインの等産出量曲線上にあり(ワインの生産量は同じ)、点Cを通るチーズの等産出量曲線は点Bを通るものよりOCから遠い(チーズの生産量が多い)。ワインを減らさずにチーズを増やせるので、点Bから点Cへの変化は生産の効率性を改善する(パレート改善)。d誤:点Eでは両財の等産出量曲線が交わっており、技術的限界代替率は等しくない。よって『a:誤 b:誤 c:正 d:誤』の組み合わせが正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和5年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第15問)

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