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財務・会計難易度: 2023年度

中小企業診断士 過去問財務・会計 第19問

問題

以下の、リスクの異なるH事業部とL事業部を持つ多角化企業に関する資料に基づいて、H事業部に属する投資案(H案)とL事業部に属する投資案(L案)の投資評価を行ったとき、最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただし、この多角化企業は借り入れを行っていない。 【資料】 H案の内部収益率(IRR):10% L案の内部収益率(IRR):7% リスクフリー・レート:2% H事業部の資本コスト:11% L事業部の資本コスト:5% 全社的加重平均資本コスト(WACC):8%
財務・会計の図表

選択肢

  1. 1H案、L案ともに棄却される。
  2. 2H案、L案ともに採択される。
  3. 3H案は棄却され、L案は採択される。
  4. 4H案は採択され、L案は棄却される。

正解

3. H案は棄却され、L案は採択される。

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解説

事業部ごとにリスクが異なる場合、各事業部のリスクを反映した資本コストを用いて投資判断するのが妥当(リスク調整ハードルレート)。H案:IRR10%<H事業部資本コスト11%→棄却。L案:IRR7%>L事業部資本コスト5%→採択。よって「H案は棄却され、L案は採択される」が正解。全社WACCを一律に用いると、高リスク事業部の投資を採択(H案)し低リスク事業部の投資を棄却(L案)する誤りが生じる。各事業のリスクに応じた資本コストでの判断が、企業価値最大化につながる。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和5年度 中小企業診断士1次試験 財務・会計 第17問)

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