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企業経営理論・経営戦略難易度: 標準2023年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論・経営戦略 第5問

問題

下表では、ある市場のある年度におけるメーカー企業(企業A~D)の売上高(売上数量と売上金額)が示されている。「競争地位別戦略」に基づいた、各社のとる戦略に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
企業経営理論・経営戦略の図表

選択肢

  1. 1企業Aは、数量シェアを増加させるために、積極的に価格を下げる。
  2. 2企業Bは、製品単価が最も高く市場拡大の利益が大きいため、市場全体の拡大を第一に目指す。
  3. 3企業Cは、製造コストを上げて製品品質を高めながら、競合からの顧客獲得を狙う。
  4. 4企業Dは、最大のシェアを維持するためには、他社の行動に対して同質化を行うだけでなく、自社からのイノベーションも検討する。

正解

4. 企業Dは、最大のシェアを維持するためには、他社の行動に対して同質化を行うだけでなく、自社からのイノベーションも検討する。

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解説

コトラーの競争地位別戦略では、リーダー(最大シェア)・チャレンジャー・フォロワー・ニッチャーに分類される。企業Dは数量・金額ともに最大シェアでリーダー(売上金額600億円/全体1,080億円)。リーダーは「同質化戦略」で挑戦者の差別化を無効化し、さらに自らイノベーションで市場拡大を主導する役割を持つため、企業Dに関する記述が正しい。企業A(数量シェア30%、リーダーに次ぐチャレンジャー)は差別化により挑戦すべきで価格競争はリーダーに有利。企業B(売上単価最高で売上金額75億円、シェア小)はニッチャーであり特定市場の専有が戦略で市場全体拡大は不可能。企業C(数量シェア15%)はフォロワーで模倣による低コスト戦略を採るべき。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和5年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第5問)

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