問題
選択肢
- 1「凝集性」が高い集団では、集団内の規範と組織全体の業績目標とが一致するため、集団内の個人の生産性が高まりやすい。
- 2「グループシフト」とは、集団のメンバーが個人として当初有していた極端な態度や意見が、集団で討議した結果、より中立的な方向に収束する現象を指す。
- 3「集団圧力」を受けやすい状況下でも、正しい答えが明白な課題に取り組む場合は、個人が多数派の意見に同調して誤った答えを選択することはない。
- 4全体の和を重んじる集団では、意思決定に際して多数派の意見だけではなく少数派からの異論も奨励する「グループシンク」が促進されやすい。
- 5人が集団の中で働くときに単独で働くときほど努力しない「社会的手抜き」という現象は、個人の貢献と集団の成果との関係が曖昧な場合に生じやすい。
正解
5. 人が集団の中で働くときに単独で働くときほど努力しない「社会的手抜き」という現象は、個人の貢献と集団の成果との関係が曖昧な場合に生じやすい。
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解説
社会的手抜き(リンゲルマン効果、ソーシャル・ローフィング)は集団作業時に個人の貢献度が見えにくくなることで生じる現象であり、個人貢献と集団成果の関係が曖昧で個人の努力が評価されにくい状況で発生しやすい。よって「社会的手抜き」に関する記述が正しい。凝集性が高くても集団規範と組織目標が一致するとは限らず、規範が低い場合は逆に生産性が低下する。グループシフトは集団討議によって意見が「より極端な方向(リスキー・シフト/コーシャス・シフト)」に集約される現象であり、中立化ではない。アッシュの同調実験では明白な答えがある単純課題でも多数派同調が起こることが実証されている。グループシンク(集団浅慮)は異論抑制・全会一致幻想等の弊害を指し、少数異論奨励とは逆(少数異論奨励はむしろグループシンク回避策)。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和5年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第19問)
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