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企業経営理論・マーケティング難易度: 標準2024年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論・マーケティング 第29問

問題

ソサイエタル・マーケティングなどソーシャル・マーケティングに関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1企業が文化支援を行うメセナや慈善行為を行うフィランソロピーの活動は、企業による社会貢献活動であるから、ソシオエコロジカル・マーケティングの一部と理解することができる。
  2. 2ソサイエタル・マーケティングの根底には、企業が行う社会貢献は当該企業の利益につながってはならないという考え方がある。
  3. 3貧困問題を解決するといった社会課題においては、貧困者に自立を促すなどのコミュニケーション活動だけでなく、そもそも貧困が生まれる社会そのものを改革するといった構造的な問題解決も必要である。しかしこのような構造的な問題解決は、ソサイエタル・マーケティングが扱う分野ではない。
  4. 4マーケティングの4Pの1つである「製品(プロダクト)」とは、顧客にベネフィットをもたらす何らかの製品・サービスであるが、ソサイエタル・マーケティングにおける製品・サービスには、例えば「投票に行こう」というような、社会に向けた提案も含まれる。

正解

4. マーケティングの4Pの1つである「製品(プロダクト)」とは、顧客にベネフィットをもたらす何らかの製品・サービスであるが、ソサイエタル・マーケティングにおける製品・サービスには、例えば「投票に行こう」というような、社会に向けた提案も含まれる。

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解説

エはソサイエタル・マーケティング(社会志向のマーケティング)における「製品」概念の拡張で正しい。コトラーらのソーシャル・マーケティングでは、商業的製品・サービスだけでなく「投票に行こう」「禁煙しよう」「健康診断を受けよう」等の社会的な行動変容を促す提案も「ソーシャル・プロダクト」として扱う。アのメセナ・フィランソロピーは「企業の社会的責任(CSR)」活動であり、ソサイエタル・マーケティングは「マーケティング活動と社会的責任の統合」を志向するためフィランソロピー単独とは異なる(また「ソシオエコロジカル・マーケティング」という用語自体が一般的でない)。イはコトラーの定義ではソサイエタル・マーケティングは「企業利益・消費者ニーズ・社会の長期福祉」の3者の同時実現を目指すもので、「利益につながってはならない」は誤り。ウは社会構造的問題(貧困を生む制度・教育格差等)への対応もソーシャル・マーケティングが扱う重要領域である。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和6年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第29問)

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